どうも、たにもんです(*´ω`*)
今回は種から亀甲竜を育てたい方のために、亀甲竜の種まきについてできるだけ分かりやすく解説していきます。
種から育てると、より一層愛着が湧いて育てるのが楽しくなりますよ(*´ω`*)
亀甲竜を種から育てる楽しみ
種から育てると小さい時は成長したものと形が全然違うとか、こんなに成長が遅いのかなど色々な気づきがあって楽しいですよ。
種から育てるメリット
- 管理方法を熟知できる
- 環境に適応しやすい
- 安価に手に入る
- うまく行けば大量に手に入る
購入するものより安く手に入れることができるので、始めやすいので気長に管理ができる方にはオススメします。
ただし、すべての種が枯れずに大きく成長するわけではないのでその点は考慮しましょう。
種まきに適切な時期は秋〜冬
基本的には「種が発芽して、枯れない環境を維持できる」ならいつでもOKです。
真夏でもエアコンで室温を一定に管理できるなら種まきしても大丈夫ですが、基本的に屋外で管理を一貫するなら10月に入ってからのほうが失敗する確率は減ると思います。
ちなみに私は9月に種まきをして、2020年11月は屋外で管理していました。
(2021年10月現在まで屋外にて管理しています。)
加湿状態で気温が極端に上がると腐る原因になるので、涼しくなってからのほうが始めての方にはオススメです。
用土と資材
- バーミキュライト
- タッパ(大)
- タッパ(小)
必要最低限これでも発芽しますし管理もできます。
タッパ小の中にバーミキュライトを3〜4センチほどひいてプスプスと種をさしていきます。
底に穴を開け、中にバーミキュライトを3〜4センチほどひいてプスプスと種をさしていきます。
水を2センチほどの深さ入れて、タッパ小を浮かべます。
蓋をしてタッパの中が加湿状態になるようにします。
数日おきに水を変えてあげましょう。
もっと管理を楽にしたい、発芽率をあげたい、カビの心配を減らしたいということなら次の材料も検討してみてください(´ε` )
- バーミキュライト
- ゼオライトorソフトシリカ
- ベラボン(ヤシガラチップ)
- ダコニールなどの消毒剤
- メネデール(活力剤)
わざわざ買うのも面倒だなって方は無くても大丈夫だと思います。無いから発芽しないというわけではありません。
どんなものか順番に説明します。
バーミキュライト
蛭石を高温で焼いて作られているので、無菌状態です。そしてアコーディオンのように層になっていて、水分を保ちやすいので利用します。赤玉を底上げに使い、上にこちらを使いました。土が軽く発芽した根が土の間を通りやすい点も利点です。
ゼオライトorソフトシリカ
土壌改良剤のこの2つは水質を保つ目的と栄養分の吸収促進のために使用します。
腰水といって長期間水につけたまま管理するので水換えは必要ですが、忘れたり面倒だったり、何日も忘れたりして水が腐ってダメになるのは防ぎたいので使用します。
ミネラルを補給する役割もあります。
リン酸を吸収しやすくして成長を促進する効果も期待できます。
リン酸についてはこちらの記事を御覧ください。
【サボテン・多肉植物の土】適切な配合と用土選び【改良用資材と用土】
ベラボン
種まきのバーミキュライトにベラボンを混ぜるのは、ベラボンが水分で膨らんだり空気を含んだりして、土の粒子の間に隙間を作ってくれるからです。
根も張りやすく、水質浄化の役割も果たしてくれるのでオススメです。普段の植え替えなどにも堆肥替わりに使います。
ダコニールなどの消毒剤
消毒剤はカビの抑制や細菌感染対策のために使用します。1000倍に希釈したものをメネデールと混ぜ一晩つけておきます。電子レンジで土を加熱する方法は種まき前にしか使えません。
種を加熱すると当然枯れます(´ε`; )
発芽したあとにも病害虫トラブルに使用出来るので持ってると便利です。
メネデール(活力剤)
おなじみメネデールです、発根を促進するための鉄分系の活力剤です。メネデールは普段の水やりにも使用出来るので持っていて損は無いです。発芽率やその後の成長を考えると持っていて損は無いと思います。
活力剤の役割などを詳しく知りたい方はこちら↓
【9割の人が知らない】多肉植物を上手に育てるのにオススメの肥料と与え方
発芽率を上げるための種まき方法
大小2つの容器を用意して、小さい方の底に穴を開けます。
大きい容器は小さい容器がすっぽりと入る大きさの物を用意してください。
どちらの容器でも大丈夫ですが、容器の底にゼオライトかソフトシリカを小さじ1ほど入れます。
ベラボンとバーミキュライトを4:6で混ぜて容器小に敷きます。
そこに亀甲竜の種を植えていきます、ヒラヒラの部分は上に出てても良いですしカットしても問題ないです。
※種が土の上に出ていると発芽率が悪くなるので、上からバーミキュライトをかけてあげましょう。
希釈したダコニールとメネデールを容器大に入れて、種を植えた容器小を浮かべます。
ゆっくりと沈ませて、全体が沈むようにします。
種が土中にあるのでカビは生えにくいのでダコニールはそこまで必要無いかもしれませんが念の為。
メネデールは鉄を主成分とする栄養剤で発根に必要なので、好んで使っています。
普段の活力剤としても役立つのでオススメです。
ソフトシリカやゼオライトを使用しているので水が腐ったりしにくくなっていますが、1週間に1回は変えてあげましょう。ぱっと見で8割くらいは発芽するまで容器の蓋をしめて加湿状態を維持しましょう。
直射日光による温度上昇に注意が必要で、明るいけど直射日光はあたらないような場所で管理するのがベストです。
※あくまで時間や回数は目安なので、参考までに(´ε` )
管理方法
その後は、早いもので3日後には発芽するものから、1ヶ月後に発芽するものまでありますので、数個発芽したからといってフタを外してしまうと発芽しなくなるものもありますので気をつけてください。
置き場所は5度を下回らない位まで(水が凍らない為)は屋外の半日陰で、ナメクジによる食害が心配なのでフタを締めたままです。
フタを締めたままで直射日光に当たると温度があがってしまうので注意しましょう。
塊根部分が2ヶ月ほどで6ミリほどになります。根塊部分が水分を蓄えているので、小さいうちは乾燥に強くありませんので、気温が高くなるまでは腰水で管理するのが良いでしょう。
来年の春先まで腰水で管理して、休眠前に通常の管理に戻します。
通常の管理方法はこちら↓
種の特性
種子は緑色の青カビが発生しやすくなります。腰水で管理する際に水に浸かっていない上の部分がカビやすいので種の部分が地表に出ないように土を被せましょう。
亀甲竜の種は明るい場所ではなく、暗い状況で発芽します。
種を土においただけの状態では発芽率は2割程でしたが、土を被せることで9割ほどは発芽しました。
種子には光を好んで発芽するものも、苦手とするものもあります。
また種の発芽率は種を採取してから年数が経過するほど悪くなります。なるべく新しい物を購入して、早めに種まきしましょう(*´ω`*)
タネはどこで買う?
では実際に種をどこで買えるかというと、メルカリやヤフオクなどでも販売されています。
ただいつ採取された種か不安な方は、販売を専門としているショップなどから購入するのが良いでしょう。
ショップ側も継続して販売しているので、発芽率が悪い種子を販売しているとなると信頼に関わるので、仕入れから時間が経過すると売り切るように値下げなどをしますので、そういう面で安心して種が購入できます(*´ω`*)
まとめ
今回は種から育てる亀甲竜のお話でした(*´ω`*)
実生した株を保有する楽しみを、皆さんにも是非経験していただけたら嬉しいです(*´ω`*)